ヨリミル
トレンドレポート

Podcastが有用な理由。ヨリミルもPodcast始めてみます。

2025/07/18
Podcastが有用な理由。ヨリミルもPodcast始めてみます。

情報って、目で見て追いかけるのしんどいかも...?

そう思ったのは、自分が出演してるSimilarwebさんとの対談動画をチェックしているときでした。(1時間もある...のも、大変なので分割動画も用意してますがね...)

内容はめちゃくちゃ良いんですけどね、何かこう仕事の作業中に手を止めて画面を見ながら1時間も時間を拘束してしまうのってユーザー体験考えるとあまり良いとも思えないなと。(もちろん、興味を持っていただけて、じっくりと中身を見てもらう事は非常に望ましいですし、それによって提供できる価値は高いと思ってますが)

もう少しライト層で、きっかけになれるようなアプローチを考えてみても良いかなと思い、Podcastを始めてみようという軽い感じと、自分のペースで喋っていくのがやりやすかったり、昔からFM802(大阪のFM局)好きのロックキッズな自分としては、そういう取り組みも面白いなと思った次第です。で、悩むよりまずは可能性を追いかけてみようかと。

余談ですが、以前FM802様を担当させていただいてました。(今は担当変わってます。)
昔から聴いてた大好きなメディアと関わらせていただいたことは、すっごい嬉しかったです。

Podcastって自分は聴いてるけど、そんなに大衆的じゃないよな

なんてセリフを上司から言われたり、そんなに市民権を得てるメディアかしら?とちょっと疑問視されるところもありましたが「Podcastって、どうなの?」と思い、先入観を持つよりまず調べてみました。市場的なものを調べてみたら、まさに、こんなデータがすぐ見つかるわけです。

引用:[2025.2]PODCAST REPORT IN JAPAN 第五回ポッドキャスト国内利用実態調査

資料をみて感じたのが「思ってるよりも聴いてる人多いんだな」という印象でした。

余談ですが、別の市場トレンドの分析調査をした時に、Radikoのトレンドが上がっていて、Audibleも出てきて割と「音で情報を取得する」のがまた流行ってきてる気がするんですよね。

個人的に情報の焼き回しのようなブログが好きじゃないのと、せっかくここで須賀が書くので、

【そのデータを以て、何を考えどう活かすか】

というアプローチの方がブログとして面白いと思い、そっち方面で書きたいと思います!

ではそのために一旦、目的をしっかり見定めていきましょう。

ヨリミルとして、マーケティングにおいて誰に何を届けるのか、そのためにPodcastは必要かどうか?

こんな観点(目的をある程度設定)で考えるのが大事。
動画配信でもお伝えしてますが、プロダクトアウトよりもマーケットインの考え方で、マーケティングをする上で、一つの選択肢としてPodcastがどういうユーザーを持っていたり、そこに何を期待して、自分たちが提供しようとするサービスがそのユーザーにとってありかどうかを考えてみたいと思います。みなさんは、自分たちのサービスに置き換えてみてください!

ヨリミルは「サービス」ではあるものの、提供したい価値は「顧客の成功」を実現するという大目的は変わらない。

その上で、ターゲットとしては、複数のステークホルダーが存在している。
1、経営層でマーケティング課題を抱えてる方
2、マーケティング責任者で施策や戦略のお悩みの方
3、若年者層でマーケティングに興味がある方への情報発信(マーケティング人材を日本でもっと増やしていきたい)など...

まずは、この層に当てはまるかな...という視点で見てみます。当てはまれば、そのターゲットのニーズからマーケットインとしてコンテンツ的にどういうものを展開するか、それが自分たちの発信するものと方向性が合うかという目線で考えてみるといいですね。

ま、このアプローチも色んな人によく「それって須賀の勝手な思い込みじゃないの?」って言われることからの脱却を目指しておりまして。(マーケティングの理解されにくいあるあるですよね笑)

須賀自身が勝手に「こうだ!」とのたまうよりも、生成AIエージェントに客観的に評価してもらおうと思い、確認用のプロンプトを書いて出てきた内容を共有します。(その後、須賀の所感も書いてみます)

「ヨリミル」におけるポッドキャスト配信の有用性分析

1. ターゲット層の適合性 【高い適合度】

ポッドキャスト利用層との整合性

  • 経営・マーケティング担当者:ポッドキャストユーザーは情報感度が高く、選挙参加率も高いアクティブ層
  • 中小企業〜大企業の決裁層:20から30代の若手経営者・マーケターがポッドキャストの主要利用層と重複
  • 学習意欲の高い層:カスタマージャーニー分析や競合分析などの専門知識を求める層とマッチ

地域特性

  • 京都・大阪・東京の3拠点展開 → 都市部のビジネス層はポッドキャスト利用率が高い傾向

須賀の所感:
経営者やマーケティング担当者で情報感度の高い方向け
というのは属性的にバッチリ合うなと思いました。
学習意欲の高い層というのも、ヨリミルブログや動画で展開している情報提供として打ち出しているコンテンツの相性ともすごく良いかと。さらに、事務所のある京都・大阪・東京という土地柄との相性も〇

ターゲットは敢えてプロンプトに情報を入れてなかったのですが、こうしてみてみると合ってますね。あくまでもサービスサイトとPodcastの親和性として見てもらっていますが、非常に相性がよさそうです。

続いて、内容としてのコンテンツとしての親和性とか優位性などを見てみたいと思います。


2. コンテンツ性の優位性 【非常に高い】

音声メディアとの相性

  • 専門知識の解説:カスタマージャーニー分析、競合分析手法の音声解説は理解促進に効果的
  • 事例紹介:大阪スバル様、京みずは様などの成功事例をストーリー形式で紹介可能
  • インタビュー形式:クライアント担当者との対談で生の声を届けられる

短尺化トレンドへの対応

  • 15-20分程度の番組構成で、忙しいビジネスパーソンの通勤時間に最適
  • シリーズ化:「カスタマージャーニー入門」「競合分析の基本」など体系的な配信

須賀の所感:
専門知識の解説はイメージ持ってなかったのですが、確かにヨリミルブログで展開している内容って「カスタマージャーニー」だったり「競合比較」「市場分析」だったり「パーパス」とか「ナラティブマーケティング」、「ペンギンメソッド」など、結構専門用語が並ぶコンテンツが多いかも...と今さらながら実感しました。そういうものを説明するのに音声解説は相性が良いと確かに感じます。
また、事例紹介ですが、実はワークとしてやっている内容を細かく紹介することって難しいんですよね...なぜなら、守秘義務に当るような事業として根本的な考え方とか、想い、やり方、戦略などが会話に出てくるので紹介しづらかったのです。
だから、この部分はもしかすると対談形式でお客さまと、そういうことを気にしながら感とかこういう部分がというもの...いわゆる「お客さまの声」的なものを音声コンテンツとして提供するのがとても面白いと思いました。インタビュー形式でもストーリー的ですしね。

では、次にもう少し具体的な目的や、そこに時間と労力をかける上での成果的な観点で見てみましょう。


3. マーケティング効果 【高い効果期待】

リード獲得への貢献

  • 検索・購買促進:ポッドキャストユーザーの5割超が音声コンテンツから検索・購入行動に移行
  • 資料請求・無料相談への導線として機能
  • メルマガ登録促進にも効果的

ブランディング効果

  • 専門性の訴求:音声での解説により専門知識と実績をアピール
  • 信頼関係構築:継続的な音声配信により親近感と信頼感を醸成

須賀の所感:
まぁ、理想的でポジティブな意見が出てますね(笑)さすが生成AIエージェント。
でも、ブランディング効果として捉えると、個人的な意見かもしれませんが顔の見えない有識者の温度感の分からない高尚な文章を難しく見るよりも、たどたどしくても一生懸命伝えたいというものが伝わるコンテンツの方が人間的な部分が感じられて好きだなと思ったりするんですよ(個人の見解です)。
親近感というものはうちのサービスとして提唱している「伴走型」のマーケティング支援としては発信方法として合ってるもしましたね。

と、ここまで見てるとまぁやってもいいなぁ。目的と相性は悪くないなと感じてる自分。
将来性も見てみましょう。


4. 将来性・戦略的価値 【非常に高い】

市場成長性

  • 若年層の経営者増加:ポッドキャスト利用の高い20から30代が今後の主要顧客層
  • デジタルマーケティング需要拡大:コロナ後のデジタル化加速で市場拡大継続

競合優位性

  • 先行者利益:マーケティング支援分野でのポッドキャスト配信はまだ競合が少ない
  • オムニチャネル戦略:ウェブ、メルマガ、ポッドキャストの連携でより強固な顧客接点

須賀所感:
将来性をどう捉えるかというと、マーケティング人材の育成という観点やデジタルマーケティング事業分野の市場拡大は見えてるけど、そこに生成AIエージェントが大きく影響してくる将来性の元、単にPodcastとしての将来性だけで捉えるとあまり創造性は見えてこないと感じる
どちらかというと、マーケットインで考えた時に20~30代に対して主要客層という点で見るのであれば、やっぱり生成AI×マーケティング系のコンテンツがその世代に「ウケ」が良いではなく、多分「必須」であるぐらい重要だと考えます。
そういう子たちに聴いてもらって何か感じてもらったり自分で勉強するきっかけが作れたらいいな。それが、日本のマーケティングとしての成長貢献になるかと。


5. 具体的な配信戦略提案

番組構成案

  1. 「ヨリミル マーケティング洞察」(週1回・20分)

    • 市場分析、トレンド解説
    • 事例紹介とその背景
    • リスナーからの質問回答
  2. 「経営者対談シリーズ」(月2回・25分)

    • クライアント企業の成功事例
    • 課題解決プロセスの詳細

配信プラットフォーム

  • YouTube + Spotify + Apple Podcastsでの同時配信
  • ブログ記事との連動でSEO効果も期待

須賀所感:
なるほど、番組構成としては市場トレンド解説、事例紹介、質問回答というのは本当にラジオっぽいっすね。
「質問来てます。RN(ラジオネーム)○○さんから」って言ってみたい(笑)
どちらかというと一方的な情報発信よりもインタラクティブ(相互関係)なものの方が面白いですし。
クライアントさんや、パートナーさんと対談シリーズもやりたいですね。
音声コンテンツとして出しているものの詳細はブログ記事で書いて図とか色んなもので補完してみてもいい。

戦略価値としてもばっちりですね。


結論:非常に有用 ⭐⭐⭐⭐⭐

「ヨリミル」のポッドキャスト配信は、ターゲット層・コンテンツ性・将来性すべての観点で高い適合性を示しています。特に、

  1. 専門知識の音声解説により差別化を図れる
  2. 決裁層へのリーチが効率的に行える
  3. 長期的なブランディング効果が期待できる

よし、やるぞ!Podcast!

動画も作っていたのでその延長線上でやると考えたら、やる選択肢しかないな。と。
先のSimilarwebさんとの対談動画も高村さんが作ってくれてましたが、須賀としても個人的にPremiereを触り出して(今更感)、生成AIツールとしてうまく使えるだろうと。

と、いつも勢いで決めちゃう。そんな時うちの高村さんは本当に可哀そうで、須賀が思い立ったらすぐ行動させられる(ま、やってみてと言うだけじゃなく僕自身も触って作って試しながらお互いフィードバックを出し合いやるからこそ学びもあって早いんだけど)

それが、今週明けた月曜日の朝会の話で、現在3日目。
その日のうちに取り合えず1本作ってみるかと言って作ってみて、翌日には1本公開するこの早さ...。PDCAサイクル迅速に回すレベルじゃないぐらいに早いんですよ...色々と。

で、作って、慣れないなりにYoutubeのPoodcastにあげてみたんですよ(須賀のPoodcast1本目はPodcastっぽくなくガッツリ動画になってしまいました)
よし、アップロードできたと管理画面を眺めると、それが目に入りました。

...ってか、番組、2つできとるがな...。

須賀がコツコツ1本作ってる(3本構成で1つのテーマをグダグダ喋ってます)間に、何か知らない間に

ヨリミル通信...だと...?

聞いて無い!ナニコレ!!
って思ってたら、高村さんが早々にやってくれてまして...(嫉妬と称賛)

「最近Gensparkの新機能にPodcastの機能ができたんですよ。タイムリーっすね!」(高村さん談)

と、その機能の性能も試しがてらその日のうちにPodcastを作ってたんすわ...。
そして、GensparkのPodcast機能パネェ...。そして速攻それを試してやってのける高村さんの適応能力の高さとスピード感がパネェ...。
その↓から聴けますのでぜひ!

https://www.youtube.com/playlist?list=PLlDd_RtDP4nrKMjsOUmPi38xAxBe7-9qN

作り方としては、ヨリミルで展開してるブログ記事のURLを貼って、ちょっとモゴモゴして作ったらあら不思議、Podcastとして対談放送になってる!
多少日本語の読み間違いやイントネーションがおかしくなるところも若干あるけど、Notebook LMで前に作ってくれた対談動画(音声)と同じクオリティ(もしかしたら同じモデル使ってるのかも)!!!
イイじゃないイイじゃない!記事書く時にファクトチェックもガッツリやってるし、そのままPodcast化できるとマジで高速PDCAが実現できる。

そんなこんなで、Podcast始めてます!

デジマハートステーション ご視聴用リンク

ヨリミル通信 ご視聴用リンク

今度また対談で喋る動画でも言及してますが、こういうPodcasdもそれこそ生成AIが進出するぐらい、生成AIは情報収集能力とまとめる能力が非常に高いワケです。
だから「解説動画」としての生成クオリティも担保できるし、なんなら人が書くよりも精度高い可能性すらあります。

でも、人の生々しさ...は、一旦捨て置かないでいようと思う。

ものづくりという観点(コンテンツ作りもものづくりと同じと思ってる)で見ても、手作りの方が良い保証なんてもちろんないんです。機械で作られたものの方が正確に量産できるし品質を担保できる。量産可能でたくさん情報発信でき、AIで作るものの方がコスパは絶対良いですよ。

反面、自分は情報集めに時間が掛かるし、整理してもそこまできれいな文章にできないけど、

不器用な自分だからこそ、伝えられる温度感があるかもしれない。

と、思うようにしました。生成AIの方もやりながらの2段構えですね。
なので、ヨリミル通信じゃなく「デジマハートステーション」という番組名の方は、須賀がダラダラと喋ってみるスタイルにしてます。
ハートステーションという名前は、大好きな某アーティストの曲名へのリスペクトから名付けました。
(と言いつつ、これすら高村さんからの提案...イケメンでセンスもあるとかマジでどうなってんねん...嫉妬)

正直、自分の声を自分でずっと編集作業して若干病みそうですが...(この声キモっ!と独り言をずっと言いながら編集してます)
でも、「音量ちっさ!」「え、言い間違えてない?」「また噛んだ」とか、何か完璧じゃない感じすら人間っぽさが愛おしく思える時がいつか来るかも...と願いつつやっていこうかと。

最後に

改めてこのブログもPodcastも動画も、みんなそれぞれの個性が出ればいいと思ってるので、文章もなるべくきれいに整ってなくても生の声のまま形にしたいなと思ったりもしてます(菊池編集長すみません!)だって、それが自分らしさのひとつの形だと思うから。

生成AIで、みんながおんなじぐらいのクオリティの言い回しと、温度感だったら自分はちょっと胸焼けしそうかなと感じる今日この頃です。

  • X
  • facebook
須賀 剛史

この記事を書いた人

須賀 剛史

デジタルマーケティング事業本部/ストラテジックマーケティング部/シニアマネージャー

クライアントワークを軸に、お客様のデジタルマーケティング全般をサポート。さらに、ヨリミルのサービス設計・構築にも注力しています。

ページトップへ