MovableType検索データから読み解く、ユーザーの課題と期待

「MovableType」という言葉で検索する人々は、果たしてどのような目的や期待を持っているのでしょうか？

MovableTypeは、CMSの中でも根強い人気を誇るツールです。
エンジニアの皆さんがその機能やカスタマイズ性を語るコラムを目にすることは多いかと思いますが、今回私は少し視点を変え、「ユーザーがどんなキーワードでMTを探しているのか？」をテーマに書きたいと思います。

例えば、「カスタマイズ方法」「テンプレート設定」「移行手順」といった機能・開発寄りのワードなのか、それとも「CMS比較」「セキュリティ」「使いやすさ」などの評価ポイントに注目しているのか。この検索キーワードの分析から、MTが現在どのように見られているのか、またその可能性について、SimilarWebのツールを使って過去約1ヶ月間（本日は2024/12/12）の分析データから考察してみました。

結果：特に実用的な課題解決を求めるユーザーが多い

結論から申し上げますと、MovableTypeは機能の豊富さや安定性から、特に実用的な課題解決を求めるユーザーに支持されていることがわかりました。

具体的にどのような結果が出ていたのか、検索キーワード1位から紐解きながら人々の関心を一緒に見ていきましょう。

【１】フレーズ一致をヨリミル
～「MovableType」と組み合わせたフレーズはどういうものが多い？～

▼1位～11位

●2位：movabletype youtube再生

近年、コーポレートサイトやSNS、ニュースサイトなど、さまざまなウェブサイトに動画を埋め込むことが増えてきています。
MovableTypeユーザーまたはMT購入検討者がMTを利用したマーケティング活動を行っていることが考察できますね。
検索結果としてもリクエストに応えたコンテンツが充実しているようです。

●4位：movabletype7 サポート

MovableTypeサイトを制作する会社様は身に染みているかと存じますが、今年11月に迎えたmovabletype7のEOM対応に追われている企業様が多いことが考察できますね。

●5位：movabletype サイト内検索
●10位：movabletype 検索 絞り込み
●11位：movabletype　絞り込み

MovableTypeのサイト内検索機能に期待している人々が多いようですね。

▼12位～23位

●13位：powercms movabletype 違い
●16位：wordpress movabletype 移行

MovableTypeと比較するCMSとして、PowerCMSとWordPressが多いことが伺えます。

●14位：movabletype ロール ウェブマスター
●15位：movabletype 承認者設定

特に大企業や官公庁にはやはり求められる機能ですよね。改めてニーズを感じます。

▼24位～29位

●29位：movabletypepremium8

MovableTypePremiumの検索ワードが出て参りました！
弊社は2025年1月より、MovableTypePremiumの事業をスカイアークより譲受致します。

これまでのスカイアークのメンバーも弊社に加わり、サポート体制がさらに充実しております！
MovableType Premiumの事業者として、MovableTypeのさらなる発展に貢献できればと考えていまます。

また、MovableType Premiumとしてのサービス提供はもちろん、このコラムに書いたようなマーケティングレイヤーでのご支援も行っております。

是非お気軽にご相談ください！

【２】関連キーワードをヨリミル
～MovableTypeに関連するキーワード（シードキーワード）はどういうものが多い？～

●5位：mouvable type
●6位：movebletyp
●7位：movebletype
●9位：ヌーバブルタイプ

関連キーワードについては、とにかく目に飛び込むのは「打ち間違い」ですね^^;
確かにスペルは難しい。。

MovableTypeユーザーの心を掴むための3ステップ

1. ニーズに応えるHow-toコンテンツの充実

動画埋め込みやサイト内検索の活用方法、他CMSからの移行手順など、検索上位キーワードに対応した具体的なコンテンツを公式ブログやマニュアルとして公開するのがおすすかと思います。ユーザーが直面している問題を解決する情報は、信頼性を高める大きなポイントになります。

2. 誤字検索を逃さない広告キャンペーン

誤字検索で流入してくるユーザーも多いため、「mouvable type」や「movebletyp」といった検索ミスに対応するリスティング広告の設計も効果的だと思います。これにより、思わぬ機会損失を防ぎ、効率的な流入増加が期待できます。

3. MovableType Premiumの活用発信

Premium版を活用した具体的な事例や成功体験を共有することで、導入を検討しているユーザーが自社の課題解決に向けた具体的なイメージを持てるようになると思います。他のCMSでは対応が難しい独自機能をわかりやすく示すことで、ユーザーがより納得感を持った意思決定を行えるようサポートができます。

これらのステップを踏むことで、MovableTypeユーザーの心を掴み、コミュニティ全体の活性化や新規ユーザー獲得につながることが期待できます！

まとめ

検索データから明らかなように、MovableTypeユーザーの関心は実用的な課題解決に集中しているようですね。以下の3点が特に目立っていました。

1. 動画埋め込みやサイト内検索といった具体的な機能に関するニーズ。

2. 他CMSからの移行サポートに関する関心。

3. MovableType Premiumに対する期待と関心。

今後はユーザーが求める具体的な機能や最新情報をわかりやすく提供し続けることに加えて、
打ち間違えユーザーもフォローアップできるコンテンツの拡充を進めてゆくことで、コミュニティのさらなる活性化につながるのではないでしょうか。