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トレンドレポート

2026年IT業界はどうなるか?

2026/01/05
2026年IT業界はどうなるか?

明けましておめでとうございます。須賀でございます。
新年一発目という事で、去年もやってた2026年IT業界はどうなるか?というのをやってみようかと思っております。(去年の振り返り記事も書いてますのでご興味あれば是非!)

2025年、IT業界はどうなったのか? 年初予測を責任もって振り返る


去年度はどちらかというと「AI」を使う事によってどういう事が観測でき、実施してみた!といった「やってみた記事」目線でHowToみたいなものが多かったんですが、そこら辺は寧ろAIが担えるので今年は「意思決定を軽くする戦略パートナー」としての目線で記事を書いていきます!
(これ、元々の私の仕事領域です)

はじめに|2026年は「ITの年」ではなく「事業としての再構築の年」である

改めまして。
2026年のIT業界を語るとき、多くの人は「生成AIの進化」「クラウドの高度化」「セキュリティリスクの増大」といった技術トピックを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかし、経営層の方や事業責任者の方にとって本当に重要なのは技術の中身ではないですよね?

問われているのは、
「ITとAIが、経営や事業そのものをどう変えてしまうのか」
という一点です。すっごくシンプル。ですが、本質かなと思ってます。

2020年代前半は「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が叫ばれ、多くの企業がシステム刷新や業務デジタル化に取り組んできた。ですが、2026年は、その延長線上にはありません。

AIを前提にした経営モデルへ移行できるかどうか
それが、企業の成長と衰退を分ける分水嶺になると考えてます。それぐらいにAIの進化スピードは早く、そして生活の周りに浸透していくスピードもまた急激に早くなってます。

第1章|DXは終わり、2026年は「AX(AI変革)」の時代へ

 AX時代へ

DXとは、本質的には「既存業務をデジタルで効率化する」取り組みだった。
帳票を電子化し、基幹システムを刷新し、データを可視化する。
これらは確かに必要なステップでしたが、競争優位を生む施策ではないですよね。
効率化、リソースの軽減、収益構造の改善。こういう部分に寄与しているものです。

2026年に問われるのは、
AIを前提に、判断・設計・創造をどう変えるか
という"AX(AI Transformation)"の視点になります。

AIは単なる業務効率化ツールではありません。
・人より速く仮説を出す
・人より多くの選択肢を提示する
・人の判断を補強、あるいは代替する

この能力をどう経営や事業に組み込むかで、
意思決定スピード、事業開発力、競争耐性が大きく変わる。

AIを「使っている会社」と「前提にしている会社」
この差が、2026年以降に一気に開く。そんな時代に来てるという私見です。

第2章|AIは「IT投資」ではなく「経営モデルを変える装置」

AIは経営モデルを変える

多くの経営会議や事業会議で、AI投資はいまだに「IT予算」の文脈で語られている。
ROIはどれくらいか、何人分の工数削減になるのか、といった議論です。

ですが、2026年においてAIは
コスト削減の道具ではなく、経営構造を変える装置
になっている。

例えば──
・企画部門の役割はどう変わるのか
・営業判断はどこまでAIに委ねるのか
・管理職は「管理」から何に時間を使うべきか

これらはすべて、AIを前提に再設計されていく方向になってきてます。

重要なのは「AIを導入するか」ではありません。
AIと共に意思決定する経営や事業に移行できるかどうかです。

第3章|人材戦略こそ、最大のIT戦略になる

人材戦略こそ最大のIT戦略

2026年の最大の誤解は、「AIによって人が不要になる」という短絡的な議論です。

現実はその逆です。
AIが普及するほど、人の役割はより高度に、より抽象的になる
ハッキリ言えば、作業レイヤーの仕事はAIで賄えてしまう。からこそ、より判断やインサイトのようにAIで一発で出せないものやAIに投げる前のプロンプトを明確に出せるような「思考力」が必要になると感じてます。

整理してみましょう。
求められるのは、
・問いを立てる力
・判断の背景を説明できる力
・AIの出力を評価・修正できる力

つまり、【AIと"組める"人材】です。
まだまだ「使える・使いこなせる」の文脈が多いですが、それをもう一歩前進させる形ですね。

ここで重要なのは、
「AI人材を採用できるか」ではありません。
既存社員を、AIと共働できる人材に再設計できるかである。

そして、その成否を分ける最大の要因は
経営層自身がAIを理解し、使っているかどうかだったりします。

第4章|IT部門は「守り」から「経営参謀」へ

ITは経営参謀へ

2026年、IT部門の役割は大きく変わることが想定されます。

これまでのIT部門は
・システムを止めない
・コストを抑える
・セキュリティ事故を防ぐ

といった"守り"の役割が中心だった。

しかしAI時代のIT部門は、
経営判断を支えるインテリジェンス部門へ進化するように見えます。

・どの業務をAI化すべきか
・どのデータが経営判断に使えるか
・どこにリスクが潜んでいるか

これらを経営と同じ視座で語れるかどうかが問われてきます。

CIOやCDOは、
「ITの責任者」ではなく
【経営・事業戦略の共同設計者】であるべき時代に入ったとも言えます。

第5章|セキュリティは「IT課題」ではなく「経営リスク」

セキュリティリスクは経営リスク

2026年、サイバーセキュリティは完全に経営・事業課題になる。とは言え、ずっとセキュリティ関連に関してはリスクとどう向き合うかは課題感でありましたが、利便性と一緒にくっついてくるのは「リスク」でもあることは忘れてはなりません。

リスク課題をしっかりと見つめる理由は単純です。
セキュリティ事故は、
・事業停止
・ブランド毀損
・採用難
・株価下落

といった経営インパクトに直結するからです。

さらにAIの進化により、攻撃側もAIを使う時代に入っている。
なので、より脅威が身近になっているという事。振り返り記事にも書きましたが結構身近なところでニュースが出てきている事で実感ももっと湧いてくるのではないでしょうか。

もはや
「起きてから対応する」
「IT部門に任せておく」
という姿勢は通用しなくなってきてます。

経営として、
どのリスクを許容し、どこに投資するのかを明確にする必要がある。
すべてのリスクを100%完璧に防ぐことができないのも事実であり、よりリスクマネージメントとしての重要性が必要不可欠になっているということです。

第6章|IT投資のKPIは「ROI」から「競争耐性」へ

ROIからの変革

AI投資のROIは、短期的には見えにくい性質にあります。
そのため多くの企業が意思決定を先送りにする傾向がみられるのも事実です。

ですが、2026年において最大のリスクは、投資しないことによる機会損失です。

・判断が遅い
・人に依存しすぎている
・変化に耐えられない

こうした状態は、静かに競争力を蝕んでいきます。

これからのIT投資は、
「どれだけ儲かるか」ではなく
「どれだけ生き残れるか」

という視点で評価されるべきだとも言い換えれます。
何も儲かる事を諦めるという事ではないのです。ただ、おおよそ多くの企業様がやっている「当たり前の事を費用をかけてやること」のベースがAIによって上がってきた事で自社の訴求としての数・人の情報接触機会は減っていく事は絶対に訪れます。(人の持っている1日24時間という時間は不変ですから)

数をどうするか、それだけでは差別化ができないという事になってきたという事ですね。だからこそ、質のいい「正しい相手」に「正しい情報」を伝える重要性が高くなってくるという事になります。

第7章|中小企業・ローカル企業ほどチャンスは大きい

AI時代は、大企業が必ずしも有利とは限りません。

むしろ
・意思決定が早い
・現場と経営の距離が近い
・業務がシンプル

こうした中小・ローカル企業ほど、AIの恩恵を受けやすい。
インターネット黎明期のような時代になっているという感じの印象です。

2026年は、
「規模」よりも「使い方」が企業価値を決める年になる。

おわりに|経営層・事業責任者が今すぐ考えるべき3つの問い

経営者の方への3つの問い

最後に、2026年を見据えて、経営層の方や事業責任者の方が自らに問い直すべき3つの問いを提示してみたいと思います。

  1. 自社はAIを、誰のために使うのか?

  2. AIによって、何を速くし、何を手放すのか?

  3. 3年後、AI前提の組織図を描けているか?

これらに答えられない企業は、知らないうちに競争から降りている可能性があります。

2026年は、
ITが経営の中心に完全に入り込む年である。

その変化を、
「脅威」と捉えるか
「武器」として使うか。

その選択権は、今も経営者の方や事業責任者の方の手の中にあります。
そして、

こんなお悩みを抱えてる方、ご相談ください!

色々と書きましたが、弊社、企業でAIを使っていく上でのガバナンス策定実務レベルからしっかりと検証し、導入支援や運用支援は勿論のこと、セキュリティ対策としてのインフラセキュリティ、生成AI時代のGEO対策などの支援や実務、運用なども行っております。

そして、何よりも皆さんの想いの部分を正しい相手に正しく伝えるという支援を行う為に「ヨリミル」というサービスを行っております!

「自分たちの想いを、サービスを正しい人に正しく伝えるたい」

「事業方針としての考えをコンセプトやパーパスなどに落とし込みたい」

「AIを使って方法は大量にやってるがイマイチ成果に結びつかない」

などなど、お困りの方がいましたらお声掛けください!

ヨリミルは「事業戦略のパートナー」として、皆さんの「判断」をしてもらう為の情報を整理をし、明確な判断基準までご提供しております!
コンサルではない、制作や運用もやっている、インフラもやっているフューチャースピリッツだからこそ捉えれる全体的構造設計とPDCA、そしてリスクマネージメント。
「意思決定を軽くする戦略パートナー」として、お気軽にお声掛け頂けますと幸いです!(ご相談無料でやってますのでお気軽に!)

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須賀 剛史

この記事を書いた人

須賀 剛史

デジタルマーケティング事業本部/ストラテジックマーケティング部/シニアマネージャー

クライアントワークを軸に、お客様のデジタルマーケティング全般をサポート。さらに、ヨリミルのサービス設計・構築にも注力しています。

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